2020-01-01から1年間の記事一覧

デヴィット・ビアンキ、関美和訳『13歳からの金融入門』

デヴィット・ビアンキ、関美和訳『13歳からの金融入門』 を読んだ。 アメリカを舞台に、カネの価値の位置付けから決済方法、株や債券や資産や税金の概要をかいつまんで教えてくれる金融入門書。 アメリカに暮らす13歳の少年へ語りかけるような口調だけれど、…

【書評】西井敏恭『サブスクリプションで売上の壁を超える方法』

西井敏恭『サブスクリプションで売上の壁を超える方法』 を読んだ。 サブスクリプションビジネスの 定義や可能性、KPIや事業計画についてまとめられた一冊。 同著者の前作『デジタルマーケティングで売上の壁を超える』では マーケティングの定義は「売れる…

【書評】『ファクトフルネス』ハンス・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著、上杉周作、関美和訳

ハンス・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著、上杉周作、関美和訳 『ファクトフルネス』 を読んだ。 分厚くイカツい見た目だけれど、驚くほど読みやすい一冊。 カジュアルで気取らない日本語訳が小気味いい。 誤解されがちな世界の現実についてデ…

劉潤『事例でわかる 新・小売革命』

劉潤『事例でわかる 新・小売革命』 を読んだ。 EC先進国である中国のニューリテールの解説と展望を語る一冊。ECが活況の中国ですら、まだ小売のEC率は15%程度なんだね。 15%といっても、国内人口が驚異的だからマーケット規模としては十分なように思える…

【書評】ジェフ・サザーランド、石垣賀子訳『スクラム 仕事が4倍速くなる "世界標準"のチーム戦術』

ジェフ・サザーランド、石垣賀子訳 『スクラム 仕事が4倍速くなる "世界標準"のチーム戦術』 を読んだ。 仕事の進め方だけでなく組織作りや生き方にまで通じる「スクラム」をグローバルかつ多様な例から解説した「スクラム」ガイド。 個人任せの犯人探しはや…

【書評】光本勇介『実験思考』

光本勇介『実験思考』 を読んだ。 即現金化アプリ「CASH」の起業家・光本勇介によって、 起業家マインドと「CASH」立ち上げの経緯、未来予想が綴られている。 編集者・箕輪厚介企画のNewspick×幻冬舎の刊行で、 サクセスストーリー+若者のやる気を鼓舞させ…

【書評】西井敏恭『デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法』

西井敏恭『デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法』 を読んだ。 野菜通販企業オイシックスのCMOによる EC専業の通販企業向けのデジタルマーケティング入門。 口語体、まるでセミナーの登壇時のような軽やかな語り口そのままで読みやすい。 マーケテ…

【書評】村山慶輔、やまとごころ編集部『インバウンド対応 実践講座 「エリア目線」で成果を最大化する成長戦略』

村山慶輔、やまとごころ編集部 『インバウンド対応 実践講座 「エリア目線」で成果を最大化する成長戦略』 を読んだ。 地域活性化・生き残りに向け、インバウンド施策に取り組もうとする地方の観光事業者向けの一冊。 内容も事例も充実しているし、具体的に…

【書評】岸見一郎、古賀史健『嫌われる勇気』

岸見一郎、古賀史健『嫌われる勇気』 を読んだ。 売れに売れている本で、今更取り上げて恥ずかしいくらい。 この本は、アドラーの書いた本でもなく、アドラー心理学を純度高く解説する本でもない。 現代の日本、 青年と哲人の対話がストーリー仕立てで構成さ…

【マンガ】はるこ『酒と恋には酔って然るべき』1-4巻

はるこ『酒と恋には酔って然るべき』1~4巻 を読んだ。 32歳の会社員・松子。 カップ酒で晩酌を楽しむ彼女にナマイキな後輩・今泉と 家呑みをするようになるのだが・・・。 グルメ漫画、酒飲み漫画は昨今たくさん存在するけれど、 日本酒に特化した漫画とい…

【書評】須藤憲司『ハック思考』

須藤憲司『ハック思考』 を読んだ。 須藤憲司さんが何者かは存じ上げないけれど、 Twitterで話題になっていたのとNewsPicks界隈の人なんだろうということで購入。 横書きで読みやすいけれど、 図解に魅力がない。 ハックとは、 物事の視点を変えて人と違った…

【書評】前田裕二『メモの魔力』

前田裕二『メモの魔力』 を読んだ。 ここ最近はフレックス出社を多用していて、 朝の情報番組をコーヒー片手にぼうっと見ながら身支度をしています。 出発前の時間は子どもの頃からエキサイティングで、 5分で生死が分かれるようなハラハラが大人になってか…

【書評】池上彰『日本の戦後を知るための12人』

池上彰『日本の戦後を知るための12人』 を読んだ。 映画レビュー、文芸書やアートについての記事は、 これまでのブログで継続して行う予定ですが、 最近は妙にビジネス書とか現実を生き抜くための処世術のような本を読む機会が増えてきたもんだから、はてな…