【書評】ジェフ・サザーランド、石垣賀子訳『スクラム 仕事が4倍速くなる "世界標準"のチーム戦術』

ジェフ・サザーランド、石垣賀子訳

スクラム 仕事が4倍速くなる "世界標準"のチーム戦術』

 

を読んだ。

 

仕事の進め方だけでなく組織作りや生き方にまで通じる「スクラム」をグローバルかつ多様な例から解説した「スクラム」ガイド。

個人任せの犯人探しはやめて共通の目的意識を持つ小さなチームで、スプリント(フィードバックのサイクル)計画ミーティングにてベロシティ(チームの作業スピード)を踏まえてbacklog(やり残し)管理し、計画を進めていくのが大枠の流れ。

プロジェクト発足時の地図よりも、現実に沿って細かいサイクルでPDCAサイクルを回していく。 プロジェクトマネジメントに特に役立つ一冊。

 

スプリントという細かな見直しの期日を作ることで、

課題や変更点なども都度浮き彫りになるし、期日が迫っていることでスピード感も増す。

チームの集中力と緊張感を維持し、

効率的に物事を進められるフレームワークだと思う。

 

グローバルな事例の中には

トヨタ生産方式合気道など日本の事例も含まれていて親近感もわくね。

 

backlogがツール名のみならず、

やり残しという意味を持つことを初めて知った!