デヴィット・ビアンキ、関美和訳『13歳からの金融入門』

デヴィット・ビアンキ、関美和訳『13歳からの金融入門』

 

を読んだ。

アメリカを舞台に、カネの価値の位置付けから決済方法、株や債券や資産や税金の概要をかいつまんで教えてくれる金融入門書。

アメリカに暮らす13歳の少年へ語りかけるような口調だけれど、

日本の読者も意識した構成になっている。

 

横書きとシンプルで気取らないイラストがいい。

最初は入門編すぎるな~とタカを括っていても、章が進むにつれ難しい内容になってくるから大人も飽きさせない。

新聞やニュースで耳にする、

一言で説明できない金融単語の意味を大きい流れの中で理解できる名著。

 

レバレッジって何?PERって何?という

何度説明文を読んでもイマイチ理解できない

疑問をわかりやすーく教えてくれる。

 

東京証券取引所って世界第三位なんだ、とか

日本のGDPについてとか、世界における日本での金融市場の存在感についても

あらためて認識した。

 

身近な金融リテラシーから、

投資トップグループの世界までのピンキリの説明が

13歳という人生これから!な次世代に向けた構成でいいな。